system
シアーのシステムは、輻射パネルと熱源機を冷温水管(冷媒管)で接続し、弊社指定の循環水(不凍液)を循環させるだけのシンプルな構成です。
室内の輻射パネルは、この循環水により発熱・冷却されるため、パネル側には電源が必要ありません。
熱源機には、冷温水ヒートポンプユニット(出力:冷水3.0kw~7.2kw / 温水3.6kw~10kw)を用います。ヒートポンプの出力は設置するパネル能力に応じて選択します。
室内温度を調節するための熱交換器です。パネルユニットは、パネルとそれを固定するパーツで構成されています。電源は屋外の熱源機に接続され、冷温水の制御が行われるため、パネルユニット自体に電源は不要です。
パネルユニットへの水の温度をコントロールする機器です。主に室外に設置されるため、「室外機」とも呼ばれます。自然エネルギーを活用するヒートポンプ式で、エネルギー効率に優れた機器です。回路には凍結防止のために、不凍液を循環させることがほとんどです。
熱源機に接続して流水温度を調整するリモコンです。現在はIoT対応のタッチパネルリモコンを採用しており、外出先からもコントロールが可能です。エネルギー消費状況のモニタリングやタイマー機能も充実しており、省エネ効果をさらに高めることができます。
熱源機とパネルユニットを接続し、冷温水を循環させるための給水管です。特に冷房時には低温の水を循環させるため、壁や天井に配管を隠蔽処理する際には注意が必要です。当社では、樹脂製の架橋ポリエチレン管を使用し、その上に20mm以上の断熱材を装着することを義務付けています。
冷房運転時にはパネル本体が結露するため、その結露水の排出処理が必要です。輻射式エアコンにおいて、この結露水を安全に排出することは重要な要素であり、断熱性能の高い塩化ビニール樹脂製を採用し、底板には空気層を用いた二重底ドレンパンを使用しています。さらに、底板裏には高性能の断熱シートを施しています。
施工性を向上させるため、当社のパネルユニットの設置に必要な工事部材は、基本的にインターネットやホームセンターで購入できる市販の部材のみで構成されています。これにより、施工マニュアルをしっかり読んで工事に取り組めば、どなたでも据付工事ができる仕組みとなっています。ただし、電気工事など資格が必要な作業については、必ず専門の業者にご相談いただくようお願いいたします。
シアーは施工性に優れているため、お近くの設備関連工事業者様でも据付工事が可能です。
お客様お住いのエリアの水道・空調設備業者様にご依頼いただけます
ご要望に応じてお客様お住いのエリアのシアーサービス業者に相談できます。
工事に関することは、まずシアーカスタマーサポートまでご相談ください。シアーカスタマーサポートにて、お客様お住まいのエリアのサービス業者をご紹介することも可能です。